ウィンザーノットの結び方
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By: Alexandra Engdahl • 3 minウィンザーノットは「フルウィンザー」とも呼ばれる、伝統とエレガンスが融合したクラシックなネクタイの結び方です。このスタイルは1930年代に、ウィンザー公のファッションに感銘を受けた人々の間で流行しました。
以下では、分かりやすいステップバイステップガイドをご紹介します。ページ下部には図解も掲載していますので、併せてご覧ください。
- ネクタイの太い方から始めます。 細い方はおへそのあたりまで垂らし、数センチ上に位置するようにします。
- 太い方を細い方の上に交差させます。
- 太い方を下から持ち上げ、首元のループを通します。
- 太い方を下ろし、左側へ引きます。
- 次に、太い方を細い方の下に通し、右側へ引きます。
- 太い方を首元のループに向かって上に引っ張ります。
- 締めるために、太い方を下に引きます。
- 次に、太い方を細い方の上に重ねます。
- 太い方を再び首元のループを通して上に引きます。
- 太い方を結び目に通します。
- 最後に、結び目をお好みの位置まで締めて調整します。
ウィンザーノットとは?
ウィンザーノットは大きめでバランスの取れた結び目が特徴で、薄手のシルクタイやカッタウェイシャツ、ワイドスプレッドカラーのシャツと相性抜群です。
この結び方の名称は、イギリスの元国王エドワード8世(ウィンザー公)に由来します。1936年に退位し「ウィンザー公」として知られるようになった彼のスタイルは、非常に洗練されていました。ウィンザー公は、自身のネクタイスタイルを際立たせるため、幅広のネクタイと大きなノットを生み出しました。
特にアメリカでは、ウィンザー公のファッションに影響を受けた人々がこの結び方を「ウィンザーノット」と呼び、大流行しました。また、ウィンザーノットは英国およびオーストラリア空軍の制服にも取り入れられた歴史があります。さらに、ジェームズ・ボンドの小説『ロシアより愛をこめて』でも、このノットについて一章丸ごと取り上げられています。
ウィンザーノットを選ぶ理由
ウィンザーノットはエレガントで存在感があり、一度結べば崩れにくく安定感があります。ファッションは自己表現の一つですが、歴史あるメンズウェアの伝統に触れたいなら、フルウィンザーノットは間違いなく洗練された選択肢です。